首の皮たるみやシワの原因は?

顔のシワやたるみに敏感な方は多いですが、一方で、首の皮のたるみは意外な盲点となりがちです。

普段意識していなくても、ふと鏡をみて「あれ、何だか首の皮がたるんでおばあさんみたい」とショックを受けた経験のある方も多いのではないでしょうか?

おおむね40歳を迎える頃から気になりだす、首の皮のたるみやシワの原因とその解消法について考えてみましょう。

首の皮のたるみやシワはなぜできる?


ある日突然気になり出す首の皮のたるみやシワの原因には、「首」という部位特有の問題と、加齢に伴う影響の2つの要素を挙げることができます。

首の皮膚は、身体のパーツの中でも特にデリケート

まず、「首」というパーツについて考えてみると、身体の中でも特に皮膚が薄いことでたるみやシワが生じやすいようです。

一般的に、首の皮膚の薄さは目元同様と言われており、その厚みは卵の薄皮程度しかありません。

そして、首も目元も皮膚が薄いにもかかわらず、頻繁に動かすことから、一度ついたシワがそのまま定着しやすいのです。

また、首に関しては、フェイスラインのたるみがそのまま下方の皮膚に影響を及ぼし、どうしてもたるんで見えてしまうようです。

30代後半からの「潤い不足」に要注意

加えて、加齢に伴う細胞組織の変化もまた、首にたるみやシワを生じさせる原因です。

一般的に、30代後半になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が徐々に減少傾向となり、これに伴いコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった肌の潤い成分が生成されにくくなります。

潤い不足は、肌弾力の低下や乾燥を生じさせ、その結果、首のたるみやシワをより深いものにさせるのです。

首の皮のたるみ・シワ解消の基本は「保湿」「UVケア」

これまで解説した、「首」という部位特有の皮膚の問題と、加齢に伴う肌細胞の変化を踏まえ、私たちはどのようなたるみ・シワ対策ができるのでしょうか?

重要なのは、顔のたるみ・シワ対策同様、首の「保湿」と「UVケア」を徹底することです。

首までしっかり保湿を心がければ、たるみ知らずに

顔のスキンケアを入念に行っていても、その延長上にある首にも同様のケアを徹底している方は意外と少ないかもしれません。

しかしながら、首の皮は顔よりも薄いことに鑑みれば、本来なら首までしっかり保湿し、潤わせておく必要があることは容易にお分かりになると思います。

顔同様、化粧水、乳液をしっかり塗り込み、しっとりさせておくことで、たるみやシワに強い首元を手に入れましょう。

意外と盲点!首の日焼けにご用心

たるみやシワの原因となる「乾燥」は、お手入れ不足や肌細胞の変化の他、紫外線ダメージによっても深刻化します。

顔に塗っている日焼け止めは首までしっかり伸ばす、首元にスカーフ等を巻いて紫外線を浴びないようにする等の工夫が大事です。

年間を通じてUVケアを万全にしましょう。

盲点になりがちな首の皮のたるみやシワは、日々のちょっとした心がけや工夫で防ぐことができます。

首の皮のたるみやシワが深刻化する前に、顔のケア同様、首元のお手入れにも気を掛けてまいりましょうね。

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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸

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