背中の産毛が気になって、除毛や脱毛をされている方は多くいらっしゃるようです。
悩みのタネだった産毛を処理して、せっかくキレイな背中を手に入れられたと思いきや、除毛や脱毛の後に背中ニキビができてしまうケースも少なくありません。
「背中にニキビ」といってもあまりピンとこないかもしれませんが、背中ニキビは顔にできるニキビとは全く別物。
その赤いブツブツは、ひょっとしたら「毛嚢炎」かもしれません。
産毛処理後の背中ニキビの正体「毛嚢炎」とは？
「毛嚢炎」というと何か怖い病気のように感じられますが、簡単に言えば「毛穴の奥に入り込んだ細菌による炎症」のこと。
毛穴部分に、中央に膿を持った皮膚の盛り上がり（丘疹）ができ、周辺にも白や赤く腫れた膿を持った発疹ができます。
見た目はニキビと似ていますが、ニキビは毛穴の皮脂詰まりによってアクネ菌が繁殖することなので、別のものと考えて対処する必要があります。
痛みやかゆみはあまりなく、通常は数日で自然に治癒し、特に痕が残ることもありません。
ところが、症状が悪化すると硬くなって炎症が強くなります。
毛嚢炎の原因は「背中の産毛処理」にある可能性も
毛嚢炎ができてしまったときのケア方法
このように、背中ニキビは産毛処理等の日常のお手入れでできてしまう可能性があります。
そういった意味では、誰にとっても身近な肌トラブルと考えることができます。
万が一、毛嚢炎ができてしまったら、まず「肌を清潔に保ち、保湿を心がけること」です。
気になるからといって触ってしまうと悪化する恐れがあるので、なるべくいじらずに様子を見ます。
ただし、一週間ほどしても治らない場合、痛みを感じるようになった場合には、専門医を受診し、治療すると良いでしょう。
