背中のニキビを潰す前に知っておくべきこと!正しい潰し方とは?

気になる背中ニキビの治療について、「潰してしまった方が良くなる」と聞いたことがある方も多いかもしれません。

しかしながら、「ニキビを潰す」というと、なかなか勇気のいることのように感じられませんか?

それもそのはずで、ニキビは潰し方によっては悪化させたり、跡が残ったりする原因となるため、「正しい潰し方」を心得ておく必要があります。

本日は、潰すべき背中ニキビの特徴と、跡を残さないための潰し方について解説しましょう!

ニキビを潰しても良い場合の特徴とは?

ひと口に「背中ニキビ」といっても、状態に応じて見た目が違っています。

背中ニキビは大きく分けて3つ、赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビがあり、このうち潰して良いのは赤ニキビです。

白ニキビ、黒ニキビは単なる皮脂溜まり

白ニキビや黒ニキビはあまりふくらみがなく、「潰す」といってもあまりピンと来ないと思います。

というのも、白色や黒色のニキビはいずれも毛穴に皮脂が詰まった状態のもので、潰すといってもぷちっと潰せる状態ではありません。

白ニキビや黒ニキビの毛穴詰まりは、クレンジングによって取り除くことができます。

潰して良いニキビは、膿溜まりが生じている「赤ニキビ」

一方で、赤くて突起のようになったニキビは、今にも潰したくなる方も多いかもしれません。

しかしながら、炎症がピークの状態のできたての赤ニキビを潰すのは、症状悪化の引き金となるため控えましょう。

炎症が起きてから3~4日経過し、表面の出口に白い膿が見え始めたら、潰して内部の膿を出してあげるタイミングです。

赤ニキビは「潰す」というよりも、膿の出口を作ってあげるイメージです。

背中ニキビの正しい潰し方


背中ニキビを潰す際、方法を誤ったり、用いる器具や手が衛生的でなかったりすると、かえって炎症を起こす原因となります。

そのため、可能であれば皮膚科でニキビの圧出を行うのが理想的ですが、やむを得ない場合はご自身でも行うことができます。

ただし、正しい方法で行えることが大前提です。

背中ニキビを潰す準備を整えましょう

背中ニキビを潰す際は、清潔な針、消毒用エタノール、滅菌ガーゼ、抗生剤入りの軟膏を用意しましょう。

針は火であぶって消毒し、滅菌ガーゼに消毒用エタノールを含ませて拭き取ります。

間違っても、爪の先でぷちっと潰すことのないようにしましょう。

背中ニキビを潰す正しい方法

まずは背中ニキビの白い部分、膿がたまっているところに、針で穴を開けます。
その後、指の腹で優しく押し、中の膿を出します。

この時、ふくらんだニキビが平らになるまで潰すと、ニキビ内部にある細菌を含む膜が破れて周辺の皮膚に悪影響を及ぼすことも。

針の入れ過ぎ、押し過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

盛り上がったニキビが半分くらいの高さになるまで潰したら、滅菌ガーゼに消毒用エタノールを含ませて患部を消毒し、抗生剤入りの軟膏を塗って終了です。

潰した跡は触らないこと、低刺激のスキンケアを心がけることで、跡に残らずに自然に治癒するでしょう。

まとめ:潰しても良いニキビは「赤ニキビ」だけ

いかがでしたでしょうか?

ニキビは種類によっては潰しても大丈夫な場合がありますので、下記のように覚えておいてください。

赤ニキビの場合⇒潰してもOK
白ニキビ、黒ニキビ⇒潰さずクレンジングなどで対応

赤ニキビを潰す場合でも雑菌が入ってしまっては不安・・・という方は、自分で潰さずに皮膚科や美容外科に行って診てもらうのもおすすめです。

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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸

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