ニキビやニキビ跡のお悩みといえば、思春期のみならず大人になってからもずっとついて回るテーマではないでしょうか。
ニキビができてしまうだけでも憂鬱なのに、その上、ニキビ跡が残るようなことになれば気分もぐんと落ち込んでしまうもの。
本日は、ニキビ跡を作らないための工夫や、ニキビ跡の正しいケアについて考えてみましょう。
ニキビ跡はなぜできる?
思春期からニキビ跡にお悩みの方も、大人になってからできたニキビ跡に戸惑っている方も、まずはニキビ跡ができるメカニズムを理解しましょう。
ニキビ跡とは、ニキビができた部分に赤みや色素沈着、クレーター(凹み)等が残っている状態を指します。
なぜニキビ跡になってしまうかといえば、ひと言でいうと「肌ダメージ」です。
私たちのお肌は、最も外側の表皮、その内側の真皮、皮下組織で構成されています。
ニキビができた部分はバリア機能が低下して炎症が起こっている状態ですが、この状態が長く続くと細菌が繁殖し、真皮層や皮下組織といった肌の奥深くにまでダメージを及ぼすようになります。
このようにしてダメージを受け続けた部分が、「ニキビ跡」へと変化します。
ニキビ跡は、赤みを帯びていたり、色素沈着により茶色く変色していたり、ニキビを潰したことによって陥没していたりと、見た目には様々です。
白ニキビの段階で正しくケアして、ニキビ跡になるのを回避
大人になってニキビ跡に悩まないためには、できてしまったニキビを早い段階でケアすることが大切です。
ニキビは悪化させればさせるほど、肌のバリア機能を破壊し、ダメージを与えます。
ニキビには、症状によって「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の段階がありますが、毛穴の皮脂詰まりである「白ニキビ」、もしくは赤ニキビの一歩手前の「黒ニキビ」の段階で正しくケアして治すことで、ニキビ跡になるのを回避できます。
白ニキビ、黒ニキビのケアの基本は「毛穴詰まりの解消」
白ニキビや黒ニキビを治すためには、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除き、お肌を清潔な状態に保つことを心がけましょう。
そのために必要なのは、たっぷりの泡で優しく洗顔することや、化粧水や乳液で十分に潤いを補給してあげることです。
赤ニキビ、黄ニキビになってしまっても諦めないで!
赤ニキビや黄ニキビまで発展してしまったニキビは、すでにお肌に炎症が起こっており、後々ニキビ跡として残りやすい状態です。
しかしながら、正しいケアを実践すれば、お肌に跡を残さずに治すこともできます。
炎症が生じているニキビは触らない、低刺激のスキンケアアイテムを使うことを大前提に、まずは基本的なスキンケアを徹底しましょう。
炎症が強い場合、皮膚科で抗生物質を処方してもらい、ニキビの炎症の元となるアクネ菌の繁殖を抑える治療を受けるのが良いでしょう。
大人になってできたニキビ跡の正しいケア方法
できてしまったニキビ跡は、残念ながら自然に治すことは困難です。
基本的には、皮膚科を受診し、ニキビ跡の状態に応じた治療を受けて改善することになります。
ただし、セルフケアとして「ビタミンCの摂取」「適度な運動・睡眠」「バランスの良い食事」を心がけることで、お肌の状態を良くすることもできます。
ニキビ跡が気になる方の場合、どうしてもファンデーションを厚塗りしがちになりますが、毛穴詰まりを生じさせて新たなニキビが作られる原因となるので注意しましょう。
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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸