歳を重ねるにつれ、深刻化するシミ。
一般的には40歳前後から目立つようになり、50代になって気が付けばシミだらけ・・・ということも。
50代でシミだらけになってしまう前に、講じるべき対策について考えてみましょう。
50代でシミだらけになるのはなぜ?
10代の頃はシミなんて気にならなかった方も、加齢と共に徐々に顔や体のシミが気になる様になるものです。
女性の場合、まず出産を機にシミが現れることがあります。
これは、エストロゲンの分泌が急激に減ることで肌の角層バリア機能が低下し、外部刺激を受けやすくなることに起因します。
その後、40代半ばから50代が近づくにつれ、さらにシミができやすくなります。
更年期にできるシミは、長年の紫外線ダメージによって生じる老人性色素斑と、女性ホルモンの乱れが原因とされる肝斑のいずれかであることがほとんどです。
この他、貧血体質の方の場合、体内のカタラーゼが通常よりも少ないことにより、シミの元となる活性酸素が活発に働いてしまうこともあるようです。
50代からのシミだらけ脱出に「基本的なケアの徹底」を
このように、加齢に伴いシミだらけになってしまう原因はいくつか考えられますが、肌改善を考える場合、いずれのケースでもまず大切なのは「食事の見直し」と「正しいスキンケアの実践」です
ビタミン、鉄分を意識しながらバランスの良い食事を
シミ対策では、身体の内側からのケアを欠かすことはできません。
具体的には、シミ予防に効く栄養素「ビタミン」「鉄分」の摂取を意識すること。
ビタミンAと鉄分補給にレバーの煮つけ、ビタミンCはピーマンやキウイから、ビタミンEはナッツ類から・・・といったように、毎日の食事にビタミンと鉄分を盛り込めるのが理想的です。
また、その他の栄養素が、ビタミンや鉄分の吸収をサポートしてくれることも忘れずに。
栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
オールシーズン、紫外線対策を当たり前に
加えて、身体の外側からのシミ対策としてUVケアを当たり前にしましょう。
最も簡単な方法は、日焼け止めの活用です。
晴れている日だけでなく雨や曇りの日も、そして夏だけでなく冬も、年間を通して日焼け止めでお肌を守りましょう。
屋外にいても窓から紫外線が降り注ぐことがあるため、お出かけをしない日にも日焼け止めを塗る、日差しの強い日にはカーテンを閉める等の工夫が肝心です。
50代からのシミ対策:できることから始めるのが大事
高価な化粧品や医療美容に頼る前に、まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか?
ここでご紹介した食事の見直しと紫外線対策の徹底は、一週間ほど続けてみるとお肌の調子の良さとして効果が実感できるはずです。
50代ですでにシミだらけになってしまった方も、これから50代を迎える方も、思い立ったが吉日。
これ以上シミを増やさないための紫外線対策と、今あるシミを薄くしていく体の中からのケアの両方を習慣にして、お肌の健康を保ちましょう!
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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸