何かと肌トラブルが起きやすいおでこですが、特に「ザラザラ」に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
おでこのザラザラは、お化粧ノリを悪くさせるだけでなく、気分も暗くさせますから、早急に対処するのが得策。
おでこのザラザラの原因と対策を正しく知り、悩み知らずのツルツルおでこを目指しちゃいましょう!
厄介なおでこのザラザラの正体は「角質」「皮脂」
いつの間にか気になり出すおでこがザラザラですが、そうなってしまうのにはちゃんと原因があります。
諸悪の根源は、ずばり「乾燥」。
肌が乾燥しがちな冬時期、もしくはストレスや紫外線等で肌がダメージを受けている時には、乾燥によっておでこにザラザラやゴワゴワが生じます。
それではなぜ、乾燥するとおでこがザラつくのでしょうか?
気になるザラザラの正体は、ずばり「角質」「皮脂」です。
角質
「角質」というと、肌にとっては「悪いもの」のイメージがありますが、必ずしもそうとは言えません。
肌表面の角質層は、必要な水分を保ったり、外部から細菌などが入るのを防いだりする役割を果たしてくれる重要な部分。
ただし、この角質層が正常に生まれ変わらず、いつまでも肌表面に残ってしまうと、ザラつきの原因となります。
角質層の生まれ変わりをターンオーバーと言いますが、日々のストレスや紫外線によるダメージ等によって正常に行われなくなってしまいます。
また、角質層が乾燥して肥厚すると、角栓ができやすくなります。
角栓とは、古くなった角質と肌から分泌された皮脂による毛穴詰まりのこと。
角質と共におでこのザラザラの元となったり、酸化して黒ずんだりと、あらゆる肌トラブルの原因となります。
皮脂
おでこは顔のどの部分よりも、皮脂分泌量の多いパーツです。
余分な皮脂によっておでこにニキビやコメド(毛穴の皮脂詰まり)ができてしまうと、これがザラザラとした肌質の元となります。
ちなみに、ニキビやコメドの原因もまた、乾燥です。
乾燥と皮脂分泌というと、一見すると相反する作用のように思われますが、乾燥が進むことで、肌は防衛反応として通常よりも過剰に皮脂を分泌するのです。
おでこのザラザラを改善させるためには?
おでこのザラザラを改善させるためには、第一に「乾燥対策」の徹底が肝心です。
紫外線による肌ダメージを避けるために、年間を通してUVケアを欠かすことはできません。
日焼け止めを塗る、日差しの強い日には帽子や日傘を活用する等、日常的に紫外線対策しましょう。
併せて、洗顔によって毛穴詰まりや余分な皮脂をしっかり取り除いた上で、十分な保湿を施します。
おでこの皮脂やザラザラが気になる方の場合、「保湿すると余計に悪化するのではないか」と考えがちですが、むしろ乾燥が進むことで様々な肌トラブルが生じるので注意が必要です。
さらに、細胞や粘膜の代謝や再生を促すビタミン類や肌を作るたんぱく質を積極的に摂取する、十分な睡眠をとる、ストレスをためない等、生活習慣にも気を配れるとなお良いでしょう。
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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸