口下の梅干し状のシワ、梅干ジワとは? 2020.12.28 しわ・たるみ 口 Post まるでシワシワの梅干しの表面のように、口下に生じる「梅干ジワ」。 何となく不機嫌そうな表情の原因が、この梅干ジワにある方も少なくありません。 いつまでもイキイキと魅力的な表情でいるために、「梅干ジワ」を前向きに改善していきませんか? このページでは、気になる梅干ジワの原因と改善策をご紹介します。 生まれつき?それとも加齢によるもの?「梅干ジワ」の原因を探る 梅干ジワとは、顎部分に入る梅干状のシワのことです。 鏡を覗いて、「なぜこんなところにシワが寄ってしまうのだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか? 適切な改善策を考えるために、まずは梅干ジワの原因に目を向けましょう。 加齢に伴い生じるシワとは性質が異なる 顔のシワというと、一般的には加齢に伴う筋肉の衰えによるたるみや表情癖によって生じるものが大半ですが、梅干ジワは少々毛色の異なるシワと考えるのが得策です。 なぜかといえば、梅干しジワは老若男女を問わず、できる人にはできて、目立たない人には目立たないという特徴があるからです。 大前提として、加齢による顔のシワと同じように考えて対策するのではあまり意味をなさないと考えましょう。 梅干ジワは歯や顎の問題で生じる それでは、梅干ジワはなぜ生じるのでしょうか? その原因は、下唇のすぐ下からあごの先まで伸びる「オトガイ筋」にあります。 「オトガイ筋」は顎の先端や下唇を引き上げるように機能しますが、これが働く際にあごの表面に梅干状のシワが入ります。 下あごが後退している、前歯が前方へ出ているといった方であれば口唇閉鎖不全(口が閉じにくい状態)にお悩みのケースも多いと思いますが、こうした症状の方が口を閉じようとする際にオトガイ筋が機能することでシワが生じてしまうのです。 「梅干ジワ」の改善策 このように、梅干ジワの原因は、基本的には歯や骨格の問題にあります。 よって、改善策としては歯の矯正治療が原則となりますが、症状の程度によっては美容外科的な措置やセルフケアといった選択肢も考えられます。 根本的な改善は「矯正治療」 梅干ジワの改善として、多くの歯科クリニックでは抜歯と矯正治療の併用を推進しています。 突出した前歯を内側に収めるために、まずは歯を抜いてスペースを作り、その上で内方向に歯列矯正をするという手法です。 オトガイ筋の収縮を弱める「ボトックス注射」も選択肢のひとつ 「抜歯や矯正治療をするまでではないけれど、やはり梅干ジワをどうにかしたい」という方には、美容外科でのボトックス注射も有効とされています。 ボトックス注射とは、筋弛緩作用のある薬剤を注入して筋肉の働きを弱める注射のこと。 現在では、シワ改善から痩身、肩こりの改善まで幅広く用いられています。 ボトックス注射を打つことで、顎部分の筋肉の働きを弱め、シワを生じにくくするという手法が、梅干ジワの改善に効果があるのです。 軽度であれば「口輪筋トレーニング」で改善も その他、自分でできるケアとして「口輪筋を鍛えること」が挙げられます。 口輪筋とは唇周りを覆う筋肉のことで、オトガイ筋の働きをサポートする役割を担います。 よって、口輪筋を正しく機能させることで、オトガイ筋の働きと、これによる梅干ジワの発生を抑えることができます。 口輪筋トレーニングの方法には様々な方法がありますが、最も簡単なのは「風船を膨らませること」です。 このとき、唇とほほの筋肉を使って風船をふくらませるように意識すると効果的です。 また、風船の口は指で押さえず、唇を使って風船から空気が漏れないようにすることが肝心です。 免責事項 このサイトは、スキンケアに関する情報提供を目的としております。 ■ このサイトに記載している情報の正確性を確保するために合理的な努力をしますが、情報の正確性、完全性及び適時性等について何等の保証するものではありません。 ■ あらゆる肌のトラブルには個人差がありますので、効果の保証は致しかねます。ご自身の責任においてご参考ください。 ■ またこちらに記載しているスキンケアの方法、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。 【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸 Post しわ・たるみ, 口 ほうれい線, 目の下たるみ, 目の下シワ 顔のしわ改善には自分の顔のクセを把握するのが大事 前の記事 40代からの肌活!目の下のたるみを解消して目ヂカラアップ! 次の記事