顔に原因不明の湿疹ができれば受診する方がほとんどかもしれませんが、一方で、ポツポツとニキビができたからといって皮膚科に行く方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
しかしながら、なかなか治らず、しかも繰り返しできるしつこい大人ニキビにお悩みであれば、皮膚科に行って薬で治療することも選択肢のひとつになってくるでしょう。
本日は、大人ニキビで皮膚科に行く目安や、薬での治療について解説しましょう。
こんな大人ニキビなら、皮膚科に行くべきです
大人ニキビの症状は人それぞれですから、一概に「ニキビで受診するなんて大袈裟な・・・」と決めつけることはできません。
顔にいくつかニキビができている程度であれば様子を見ることもできますが、一方で、顔全体に大人ニキビが広がっている、赤みがあったり膿んだりしている、かゆみが強い等の気になる症状がある場合には皮膚科に行く目安です。
いつ頃からニキビができはじめたか、どのような症状が気になっているか、どんな薬や化粧品を使っているか等を正しく伝え、ご自身の肌の状態に合った治療が受けられるようにしましょう。
大人ニキビに効果的な薬とは?
大人ニキビのために皮膚科に行った場合、塗り薬や飲み薬、ピーリング等での治療が行われます。
保険適用内で行われる「塗り薬」「飲み薬」による治療
塗り薬では、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制し、皮脂詰まりを解消します。
炎症を伴う赤ニキビ、膿を伴う黄ニキビに効果的です。
ニキビ治療のための飲み薬としては、ビタミン剤や漢方薬が処方されます。
飲み薬によって、身体の内側から皮脂分泌を正常に整え、炎症が抑制される効果が期待できます。
塗り薬や飲み薬の処方は、保険適用の範囲で行われるため、診察・検査・治療費の実費負担は2,000~4,000円ほどです。
ただし、飲み薬にはロアキュタン等の保険適用外のものもあります。
薬は症状に応じて適したものが処方されますが、保険適用の範囲内での治療を希望する場合にはあらかじめその旨を医師に伝えておく必要があります。
保険適用外で行われる「ピーリング」による治療
塗り薬や飲み薬の他、美容皮膚科の分野での治療手段に「ケミカルピーリング」「レーザーピーリング」があります。
これらは比較的悪化した状態のニキビへのアプローチとなり、皮膚の内外からの活性化を促すことで、早期に症状改善を目指す治療です。
高い効果が期待できる反面、かゆみやヒリヒリ感等の副作用が生じることがあります。
大人ニキビで皮膚科に行くのと併せて、「基本的なスキンケアの徹底」を
気になる大人ニキビを治すためには皮膚科受診がお勧めですが、これに加えて毎日のスキンケアを正しく行うことも大切です。
刺激の強すぎない洗顔料で優しく洗顔し、十分な保湿を行うことは基本中の基本となります。
加えて、肌のターンオーバーを正常化させるために十分な睡眠をとる、軽い運動を心がける等の日常の工夫も積極的に講じていきましょう。
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【スキンケアアドバイザー監修】吉田 美幸